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社長ブログ
2023.04.03

備忘録 VOL.4「目的こそ大切」

WBCは連日熱戦が繰り広げられ、感動の結末となりました。
メジャーリーグの野球観戦は独特の楽しさと臨場感に溢れていますね。

翠田章男社長

ファウルゾーン問題

ところで、プロ野球日本ハムファイターズの新本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」のファウルゾーン問題はご存知でしょうか。本塁からバックネットまでの距離が足りないという例の騒ぎ。どうやら決着がついたようです。

現在の15mでは公認野球規則の規定「18.3m以上」を満たしていないという理由で改修を余儀なくされそうでしたが、結局、改修工事はしないことになりました。

今回の騒ぎは、今の日本の閉塞感に、どこか繋がるところがあるように思います。

その顛末とは

1.本規定は、米国メジャーリーグの公式規定を元にしており、18.3m以上が”推奨”されているに過ぎません。実際には、現在これに従っている米国のスタジアムは殆どないのに、なぜか日本は一度決めた規定を頑なに守っています。

2.メジャーリーグでは、スタジアムの臨場感を高めエンターテイメント創出を目的として、その距離を縮めている。ファンや選手の安全確保という目的ならネットやクッションカバーなどで対処できるという理解です。

3.メジャーリーグでは、ベースボール離れへの危機感から、投球間隔の時間短縮、牽制球の制限など、観客のエンターテイメントを阻害する制約条件を次々に改正しているのです。

ちなみにWBCの準決勝、決勝が行われたマイアミマリーンズのホームスタジアム「ローンデポ・パーク」は本塁からバックネットまで14.3mでした。

他にも変化を拒む制約条件が…

真逆の話があります。

大相撲の土俵の高さは約60㎝あり、砂被り席は臨場感については満点です。ただし、200㎏近い力士同士がもんどりうって転げ落ちるのは、力士、観客共に大変危険です。土俵を低くするか、目立たないようにクッションマットなどを敷くべきだと思うのですが、伝統の様式は変えられないそうです。

変化を拒もうとする力は、組織の成長の障害となります。

何事も目的こそが大切

規則や法令を守ることは大切ですが、規則や法令の目的は何かを理解することはもっと大切なことです。その目的を理解せずに、ただ「決まりだから」とルールに盲従することは危険です。目的を達成することが適わず、すでに形骸化したルールを改正しない為に、規則違反が恒常化したり、違反をすり抜ける特別ルールを考えたりするのです。

一方で、目的が正しいものであれば、目的達成の為に障害となるような「制約条件」を見直すことに躊躇してはなりません。

何事も目的こそが大切です。