創業明治29年。水のふるさと、富山から。
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経営者ブログ
2026.10.01

備忘録 VOL.41「逸脱の常態化」

最近の事例ですが、製品安全性の保障がなにより優先される某職場において、要の安全性データを恣意的に選択し、「何らかの逸脱があっても内部通報を無視する」、そのような不正が長期間続いたことでチェック機能が働かず、逸脱が常態化していたという報道がありました。背景には、経営陣の審査の遅延に対する強すぎる叱責もあったといわれています。

担当部署の恐れ

小さな逸脱を「特に安全に影響がない」からといって問題化しないことが当たり前になると、それが積み重なり、又は少しエスカレートする傾向があっても、それをチェックすることができなくなります。何故なら、それを取り上げることで、「これまでは問題が無かったのか?」と、経営陣から過去の逸脱を掘り起こされることを担当部署が恐れるからです。

アンタッチャブル

小さな逸脱は常態化し、アンタッチャブルな聖域となり、それが内側に積もり積もってやがて大きな爆発を引き起こします。小さな逸脱は小さい時に直す。本当に問題にならないレベルであるなら、許容範囲を明確に再設定し、改めてそれを遵守する姿勢が大切です。小さいからといって、逸脱を見逃し続ける「逸脱の常態化※」は絶対にあってはならないのです。

※逸脱の常態化…本来は異常であるはずの物事が、いつも通りの普通の状態になってしまっていること。